疋田文明 Official Site: 中小企業経営者と自らの自己研鑽を目的に元気塾を開設し、元気印の企業が増えることを願って活動しています
疋田文明
元気印の企業が増えることを願って活動しています。
プロフィール 著作と連載 Home
講演テーマと実績 お問い合わせ リンク
経営の現場は『知恵の宝庫』
疋田文明が注目する元気印企業を事例に
勝ち残る企業像、あるべき経営者像を
探求します。
元気塾
元気塾
実戦経営塾
講演について
更新履歴
10/28 疋田文明からのメッセージ・第五回を配信いたしました
8/29 実戦経営塾 第六期生を募集中です(第一回目:9月9日)
4/11 第15回連載コラムを掲載いたしました
2/5 3月11日に第6回「中堅リーダー育成」講座を開催いたします
- 『元気塾』に常設の研修室を設置しました

トヨタ生産方式

トヨタ生産方式(トヨタせいさんほうしき、Toyota Production System、略称TPS)は、工場における生産活動の運用方式の一つ。トヨタ自動車の強さを支える要素の一つとされる。

基本概念

トヨタ生産方式は戦前のアメリカの自動車産業における生産方式(主にヘンリー・フォードが開発した生産方式)を研究し、豊田喜一郎らが提唱していた考えを大野耐一らが体系化したものである。その柱となるのが“7つのムダ”削減、ジャストインタイム、自働化である。おもに製造現場およびそれに付随するスタッフ部門で用いられている手法であるが、その考え方を基に間接部門や非製造業へ適用させていった業務改善手法をトヨタ式とも呼ぶ。

なお、トヨタ生産方式の確立にあたって、鈴村喜久雄などの貢献を忘れてはならない(張富士夫も鈴村にしごかれた一人である)。彼らの努力が無ければ、トヨタ生産方式はただの掛け声に終わっていたであろう。因みに、トヨタ生産方式はNPS(New Production System)研究会へと引き継がれ、現在に生きている。

  • ジャストインタイム(Just In Time;JIT)
  • かんばん(Kanban)
  • ムダ(Muda)
  • 平準化(Heijunka)
  • アンドン(Andon)
  • ポカヨケ(Poka-yoke)
  • 自働化(Jidoka)
  • 改善(Kaizen)
  • 見える化(Mieruka)

7つのムダ

トヨタ生産方式では、ムダを「付加価値を高めない各種現象や結果」と定義している。このムダを無くすことが重要な取り組みとされる。ムダとは、代表的なものとして以下の7つがあり、それを「7つのムダ」と表現している。

  1. 作り過ぎのムダ
  2. 手待ちのムダ
  3. 運搬のムダ
  4. 加工のムダ
  5. 在庫のムダ
  6. 動作のムダ
  7. 不良をつくるムダ

「手ち(てち)のムダ」は、「手ち(てち)のムダ」と誤表記・誤解される場合がある。また、上記のムダを改善しないことを8つ目のムダとすることもある。

「加工」の「か」、「在庫」の「ざ」、「作りすぎ」の「っ」、「手待ち」の「て」、「動作」の「と」、「運搬」の「う」、「不良」の「ふ」、と頭文字を取れることから、「飾って豆腐」とも呼ばれている。

ジャストインタイム

かんばん方式

上記「7つのムダ」を排除し、極力在庫を持たず、必要なものを、必要な量だけ、必要な時にジャストインタイムで生産するなどの特徴を持つ。

使用した部品の補充を知らせる「帳票」をかんばんということから、かんばん方式とも呼ばれる。

一般にはジャストインタイム生産システムと知られている。

多能工

1人の作業者が複数の工程の作業をこなせるようにトレーニングすることである。これにより

  • 生産負荷が低い工程から高い工程へ人員を柔軟に移動させ、負荷の平準化を常に行えるようにする。
  • 1人で複数の加工機械を受け持ち、工程の少人化を実施する。

自働化

「無駄の徹底的な排除」を実現するための方法の一例として、「自動化」・「機械化」の意味合いを持つ言葉である、自働化がある。

無駄は排除しなければならないが、合理化を進めるあまりに従業員の人間性やインセンティブ(労働意欲)を無視してはならない。このことから、トヨタ自動車では自動化の事を自働化と呼んでいる。

にんべんのついた自働化

「自働化」とは、不良が発生した際に機械が自動的に停止し、後の工程へ良品のみを送るようにすること、公式ページでは通常の加工が完了したら機械を安全に停止させることも指すとしている。
豊田佐吉が発明した自動織機に、稼動中に糸が切れた際に自動で停止する装置が組み込まれていたことに由来している。

自動機械は人が止めるまで動き続けるが、その最中に調整がずれたり、供給される材料に異常があっても止まることなく動きつづける。この結果、多くの不良品を作りつづけることとなり、7番目の無駄の元凶となってしまう。

最近でこそ各種センサーが高性能・低価格で普及し、自動停止は浸透しているが、この言葉が言われ始めた昭和40年代は、「オートメーション」という言葉が「最先端=高効率」と同義語として受け取られる風潮があり、「止まらない」機械が殆どであった。

カタログエンジニア

トヨタ生産方式では、買ってきた機械類を何の工夫もせずにそのまま使うことは好ましいとはされていない。機械を買ってきて、そのまま組み合わせて使用しているだけの人は「カタログエンジニア」などと呼ばれる。買ってきた機械に人間の知恵を織り込み、カタログ通りに機械を使う他社に対して差をつけることが求められる。

人が関わらない自動化をしてしまうと、機械へカイゼン(改善)の知恵を織り込めなくなることから、カイゼンを持続的に行うためにも人が関わる自働化が重要となってくる。

脚注

関連書籍

  • 大野耐一『トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして』ダイヤモンド社
  • ジェフリー・K・ライカー『ザ・トヨタウェイ』日経BP社
  • 堀切俊雄『トヨタ流の教科書 企業編』日経BP社
  • トヨタ生産方式を考える会『トコトンやさしいトヨタ生産方式の本』日刊工業新聞社
  • 松井順一『職場の「かんばん方式」トヨタ流改善術ストア管理』日経BP社
  • 伊原亮司『トヨタの労働現場―ダイナミズムとコンテクスト』桜井書店
  • 猿田正機『トヨタシステムと労務管理』税務経理協会
  • 猿田正機『トヨタウェイと人事管理・労使関係』税務経理協会

関連項目

  • 新郷重夫
  • 新郷賞
  • 生産革新
  • リーン生産方式
  • 混流生産
  • 大野耐一
  • 張富士夫
  • 製造に関する記事一覧

外部リンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

「トップが変われば組織は変わる」―そんな考えを持つ疋田文明が主宰する中小企業経営者のための会員制勉強会
 
  Fumiaki Hikita Official Site  
 
このページをご覧頂くためには、Macromedia Flash Player が必要になります。 Copyright(c) 2005 Fumiaki Hikita Official Site. All rights Reserved.